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ペイパル社CEOが語る「リブラプロジェクトから脱退した理由」とは?

仮想通貨週刊ニュースでも度々お伝えしてきた、米Facebook社が主導する仮想通貨リブラの動向。ペイパル社がリブラプロジェクトから脱退したことについてもお伝えしていましたが、20日の米メディアFortuneの記事で、ペイパル社CEOが脱退の理由について語りました。

参考:PayPal CEO Dan Schulman Reveals Why He Withdrew From Facebook’s Libra Project

当初リブラプロジェクトに参加を表明していた28の会社のうち、ペイパルが最初に脱退を表明したのが10月のことです。ペイパルに続き、米・クレジット大手のビザ、マスターカード、米・ネット通販大手のイーベイなども脱退を表明しました。

過去記事:ザッカーバーグCEOがリブラの発行延期と中国のデジタル通貨に言及。 Facebookの仮想通貨「リブラ」の最新動向

過去記事:Paypalに続き、Visa、eBay等も撤退を表明!Facebookの仮想通貨「リブラ」の最新動向

ペイパルが先陣を切ってリブラから脱退した理由については、これまで詳細は明かされていませんでした。しかしペイパルのCEOであるDan Schulman氏が、先週Fortuneのオフィスを訪れた際にその胸の内を明かしたのです。

 

・リブラに参加した理由とは?

Dan Schulman氏は、最初にリブラの責任者であるDavid Marcus氏からリブラの話を聞いた時、ファイナンシャル・インクルージョン(金融包摂)の取り組みに魅力を感じたと語っています。ファイナンシャル・インクルージョンとは、すべての人々が生涯にわたって経済的に安定した生活をできるよう、金融の知識やノウハウ、金融サービスへのアクセスなどのサポートを行うことです。

効率化を実現するブロックチェーンのインフラのような、次世代の技術を常に探求し続けるペイパルは、リブラについてももっと理解を深めたいと思ったのです。

 

・なぜリブラを脱退したのか?

リブラプロジェクトに参加したペイパルですが、リブラについて理解を深めていくうちに、リブラではなく自社のロードマップに沿ってやるべきことがたくさんあるということに気付いたと言います。結果的にリブラにリソースを割くよりも、自社のロードマップに専念する方が、よりファイナンシャル・インクルージョンを進展させていくことができると判断したのです。

リブラからの脱退は険悪な仲違いなどでは決してなく、リブラの動向には引き続き興味があり、いつかまた共に取り組む日が来るかもしれないと語っています。

 

・規制当局からの監視は無関係と強調

リブラからの脱退にあたっては、一部報道では規制当局からの監視を意識したのではないかとの見方がありました。しかしDan Schulman氏はこれを明確に否定。ペイパルは規制や法令を遵守しつつ関係当局と友好な関係を維持しており、リブラ脱退とは関係ないと強調しました。

 

・今後のペイパルの動向に注目

ペイパルがリブラから脱退した理由は、企業としての選択と集中の結果であることが分かりました。リブラを脱退してまでペイパルが集中するファイナンシャル・インクルージョンへの取り組みとはどのようなものなのか、今後のペイパルの動向に注目されます。

 

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