
検索サービスを手掛ける「ヤフーの」の親会社「Zホールディングス」が、無料通信アプリ「LINE」との経営統合に向けて検討を始めたことが明らかになりました。
Zホールディングスは10月からスタートした新会社で、ヤフー株式会社や金融事業持株会社「Zファイナンシャル」などを傘下に有しています。LINEは経営統合の案として、「ヤフー」の親会社であるソフトバンクと、「LINE」の親会社である韓国IT大手「ネイバー」が50%ずつ出資して共同出資会社を設立、利用者1億人規模の国内トップのインターネットサービス企業が誕生しました。
・ヤフーとLINEが傘下に持つ仮想通貨取引所とは?
ヤフーとLINEはそれぞれ仮想通貨取引所を傘下に持っています。ヤフーは2017年に仮想通貨取引所TAOTAOを、LINEは今年の9月に仮想通貨取引所BITMAXを立ち上げたばかりです。
ヤフーは2017年に仮想通貨取引所TAOTAOを、LINEは今年の9月に仮想通貨取引所BITMAXを立ち上げたばかりです。
TAOTAOは知名度の高いヤフーが出資していることで注目を集めており、ビットコイン、イーサリアム、リップル、ライトコイン、ビットコインキャッシュの5種類の仮想通貨を取り扱っています。
BITMAXはLINEアプリから仮想通貨を取引することができ、アンドロイドとiphoneに対応しています。TAOTAOと同じ5種類の仮想通貨を取り扱っています。
・仮想通貨に関する両社の動向とは?
ヤフーとLINEの両社はこれまで、仮想通貨取引所事業以外にも、仮想通貨に関わる動向が報じられてきました。
LINEはブロックチェーン分野で野村ホールディングスと資本業務提携しています。LINEと野村ホールディングス、LINEの仮想通貨子会社であるLVCの3社間でブロックチェーン技術を活用した金融サービスの提供を目指すというものです。LINEが抱える多数のユーザーと、野村グループの持つ金融ビジネスのノウハウを活かして、どのようなサービスが展開されるのか注目されています。
またヤフーを手掛けるZホールディングスも、先月SBIホールディングスと金融領域で事業提携することを明らかにしたばかりでした。証券、FX、バンキングの3つの領域でのシナジーを目指すとしています。証券領域ではヤフーファイナンスから口座開設や証券取引ができるようにするほか、FX事業においては両社のFX会社の流動性を組み合わせてスプレッドの最小化などを進めるということです。
SBIホールディングスはリップルの主要なパートナー企業であり、10月末にはSBI傘下でリップルの技術を活用するマネータップがペイペイとの業務提携を行っています。
日本でも高い知名度を誇り、親しまれているヤフーとLINE。
ヤフーとLINEの経営統合により、仮想通貨関連事業への進出拡大や新たなサービスが開始される可能性もあります。仮想通貨業界にどのような影響を与えるか、今後も目が離せません。
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